実は、12月6日から8日まで、香港に帰ってました<<「帰る」ってww。
イヤ別に、デモ見物に帰ったわけでなく、借金取りに追われて一時的に雲隠れしていたわけでもなく、別れた女に会いに帰ってたわけでもなく…。今回は、重大なミッションを果たすために帰っていたのでありまする。まあ、そんなわけで、お友達にも会わず、デモの学生とお話もせず、住みなれた田灣村にも戻らず、乗り鉄も楽しまず、銀行にも寄らずと、香港にはかなり不義理をしてしまった帰郷ではあったけど、とりあえずは重大なミッションは滞りなく遂行できたので、不義理の穴埋めはこの次、必ず!というところかな。
とは言え、歩道橋の上から一瞬だけどデモ現場を見て、「お~、がんばっとるねぇ~」と感心したり、けっこう旨いもの食べたし、廟街もブラついたし、年に一度の大型ドネーション番組『歡樂滿東華』も見たし、久々にTVBの天気予報のおねーさんも見られたし、TVB朝のニュース番組「香港早晨」も見たし、西九龍で進行中の廣深港高速鐵路西九龍駅の工事現場の様子もチラ見できたし…、と2泊3日の割には濃い中身ではあった。
また、広東語力の衰えを危惧していたが、別に大して衰えてなくて一安心。そもそも「衰えを危惧」するほどのレベルではないのだけど(笑)。それと『歡樂滿東華』の募金受付電話番号<1878333>をいまだに忘れていなかったこと(爆笑!)。あれはある意味、「ハナテン中古車センター」や「なら健康ランド」を上方の人間がそのCMソングの節付けでないと言えないのと似ているな。いや、まさにそれよ!
まさに、「しゅっと帰って、ばばばーーっと職務遂行して、しゃっと戻る」ってところだわな。
そうそう!中環(Central)にこんな観覧車ができていた。尖沙咀(Tsim Sha Tsui)から見える分には「大したことないな~」って思ってたけど、アナタ、そばで見たらそれなりに大きかったわ。乗ってないけどな。『蘋果日報』を読んだところでは、香港人はけっこう喜んでるらしい。値段がどーのこーのと文句言うわりには好きだもんな、あの人たちはこういうのが。
その『蘋果日報』だが、心なしか、いや実際に、かなり薄っぺらくなったという印象。あれだけ「雨傘」チームに肩入れすると、親中派企業でなくても広告出稿しにくくなるから、ただでさえ激減していた広告収入はさらに減少してしまったはずだし、ほんまに広告の少なさには驚くばかり…。記事の中身もページ数同様に薄くなっていると思える。もちろん編集局全体で雨傘にシフトしてるから、娯楽面や生活面にまでマンパワーが回せないからなんだろうけど、それにしても、だな…。それにひきかえ、ホテルで見た『星島日報』の充実ぶりったらもう…。
その「雨傘」、金鐘(Admiralty)の陸橋の上から、ちょっとだけ見てきた。正真正銘の素通りでござんした。この光景もどうやらあと数日の命のようだ。素通りとは言え、世界中の注目を浴びたこの現場を見ることができてよかった。ただ、冷たい言い方かもしれんが、香港の行政長官がどんな選ばれ方でどんな人物がなろうとも、小生の日常には何の影響も及ぼさない。せいぜい「お~、派手にやっとるね~」ってところだ。恐らく香港住まいを続けていても、同じ思いだったかと。それよりも大事なのは、パークンショップのポイントを貯めることなのだ!そして、お買い物タダ券クーポンをもらうことなのだ!
やっぱり夜はこれでしょう。スターフェリーでビクトリアハーバーを行く。クリスマスイルミネーション花盛りの季節になったけど、どうも昔ほどではないように思える。慣れたからか、はたまた実際に昔の方が派手にやっていたからか?そこはわからん。けど、泣けて来るよな、スターフェリーから眺める香港島の夜景は…。しかし。いつも撮影となると、自分のコンデジに「夜景モード」があるのを忘れてしまい、ブレブレの写真になってしまう。次は必ず忘れない!と誓うこと、幾十度。アホですな(笑)。
ほんと2泊3日はあっという間。時間に縛られずに、あてもなく街を浮遊する滞在も必ずや近いうちに実現させたいね。
「またそのうち帰りますね」と、香港を後にして、CXの機内プログラムで、80~90年代初頭の広東語歌謡曲を聴いていたら、めっさ悲しくなってきて…。四国沖上空で、いよいよ関空着陸態勢に入ってシートベルトランプが「プーン」って音と同時に点灯。そこで歌のプログラムも終了して…。そうなるともう、悲しいを通り越してしまう…。あの瞬間、辛いな~。遠距離恋愛の乙女の心持だな、あれはきっと(笑)。
ま、おもろいところですョ、香港は。愛すべき人たちですョ、香港人は。ねえ!
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。