【Go! Go! HAWKS 2014-12】vsバファローズ15回戦

今年、すでに大阪ドームでの対バファローズ戦をここまでに5試合消化しているのに、未勝利の我がホークス。まあ、こういうことも珍しくはないんだが、その敗戦をすべて目撃しているファンからすれば、「今日こそは!」ってところ。実に悔しい。

首位に立つ我が軍が大阪に「里帰り」して、4差で追ってくるバファローズと対戦するお盆休みの三連戦。ここで最低でも勝ち越して、いよいよ独走態勢を固めたいところだが、今年のバファローズはなかなか一筋縄にはいかない。生誕の地での今季初勝利を手にして、2位バファローズにどこまで差をつけることができるか…。

8月15日。お盆だ、終戦記念日だというのに、おうちにお寺さんも来ないのか、墓参りにも行かないのか、靖国神社参拝もしないのか…。ご先祖よりもホークスに義理を果たそうという奇特な皆さん方が、カンカン照り&土砂降りの気まぐれな天候にも拘わらず、朝早くから列をなし、今か今かと開門を待つ「屋根付き大阪球場」、通称「京セラドーム大阪」。アタシも午前11時にはレフト側外野席入場口前に到着。こんなに早く来ても開門は、午後4時30分ですからね、お客さん!(笑)。

8015.jpg座席

いつものお席、いつもの角度。ホームベース上の出来事は何も見えない(笑)。何しに来てることやら(笑)。

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打撃ゲージには今宮。進境著しく内野の要として攻守を見せる今宮だが、打撃の方が少々心もとない。そんなわけで、正面に藤井コーチ、背中に藤本コーチ、ホームベース後方には秋山監督、さらには練習見学のギャラリーと、まさに衆人環視の中で練習せざるを得ない今宮。ちょいと可哀そう。

てな具合に、この時間に来ると、我が軍の打撃練習の真っ最中になる。スタンドインする打球も少なくはなく、さすが「強力打線」。で、その都度、ピーピーと球場係員の警告の笛が鳴る。上述の通り、ホームベース上の出来事が見えないので、笛が鳴るたびにドキッとして「危ないで~、来たで~!」と大きな声出して周囲への注意喚起と言うよりも自分へ注意喚起するわけで…。いやはや…。

多くの人が「試合でこれくらい打て~!」って、百年一日の如くの野次を飛ばすわけだが、まさに球場通いを始めた小学生時代からこの手の声は耳にしているので、「もうええって、その野次」という気分。そんな具合に危険な打球と進歩のない声が飛び交う座席界隈なんで、さっさと喫煙広場へ向かうという次第(笑)。

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一方で、我らが陣営の真下では外野手が練習している。見下ろせばそこにはいつも背番号「1」の内川と「23」の城所がいる。二人とも愛想のいい選手で、とくに城所は掛け声には必ず笑顔で返してくれる。試合終盤、彼が代走で出れば得点力はグッと高まるし、外野守備も守備範囲が広く、我が軍には欠かせない選手。ところで、ケツポケットにそんなボトル入れて、動きにくいことないんかえ?

じゃあ、試合に行きますか…。

試合は1回裏、敵方二番打者安達の打球が、我が軍先発攝津の右手に直撃。攝津はわずか10球で降板。何の用意もできてなかったであろう金無英が緊急登板、こりゃ気の毒やったなあ。攝津のそれまでの9球と1回表の金子千尋の投球内容が「お、今日はかなりレベルの高い投手戦になるぞ!」みたいなことを予感させていただけに、まったくもって残念。

で、まあ、試合はこれで決着付いてしまったわけで。中身については特に記することはない。金子千尋にいいように翻弄されただけ。せめてもの救いは、金子キラーの内川がよく当たっていて、唯一の打点も内川だった、くらいかな。アタシも喫煙広場で試合以外のおしゃべりにいそしんでいる時間の方が長かったくらいで…。すまんのう、ホークス(笑)。

score勝:金子千尋(10勝4敗0S) 負:攝津(8勝5敗0S)  本塁打:駿太3号ソロ  観衆:31,128人

偉大なる四番打者・李大浩さまは、見事に金子千尋の術中にはまり、音ナシ。せめて死球で出塁しろよ。なんで彼はこの球場でのオリ戦では打てないかね? そりゃ、去年までいたチームだからそれなりの対策は講じられているだろうけどな、にしてもだわ。随分野次られてたね、ひところの松中みたいだ(笑)。

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盆休み真っただ中とは言え、15日のこと。お寺詣りやら帰郷などで忙しいはず。さらには金曜の夜間試合。そrでもこの日の観衆は、3万1千を超す。ホークスファンは通常動員だったけど、敵方ファンの数が昨年までとは打って変わって激増しているのがはっきりわかる。ラッキーセブンの風船飛ばしの時には、相当数の敵軍ファンが、こっち側に混ざっていたし、金券ショップで出回る内外野共通チケットの価格が、昨年よりも500円近く値上がりしている。「強い」とは、こういうことなんだな。

とは言え、そんな敵方のことに感心している場合ではない。このカードでいくら3連敗したとて首位陥落はないし~、なんて気楽な状況ではない。攝津のけがの程度も気になるし、なんと言っても、敵軍の方が5試合多く残しているのである。この先、色んな「数字のマジック」が両軍の順位を左右することが想定されるわけで、となると、我が方はとにもかくにも勝つしかないのだ、当たり前だけど。

かくして、屋根付き大阪ドーム(通称・京セラドーム大阪)で今季いまだ勝ち無しの6連敗。明日こそこれを止めなければ! 「おい!勝て!ホークス!」

(平成26年 終戦の日 大阪夜間)


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