Go! Go! HAWKS 2013
ホークスvs バファローズ18回戦<ウエスタンリーグ>
7月14日は、富田林市の「富田林バファローズスタジアム」で、ホークスの二軍チームを応援。球場名にバファローズと付いていても、オリックス球団の球場ではなく、富田林市立総合スポーツ公園内の富田林市の球場。オリックス球団と富田林市が昨年12月11日、同球団が命名権料を払わずに同市の市営球場に「富田林バファローズスタジアム」の名前を付けるスタジアムニックネーム協定が締結されて、この球場名となったという次第。協定は、富田林市が球場を会場とした市のイベントなどに球団名を使う際には商標権料を払う必要がないというもので、球団側によれば、スタジアムニックネーム協定の締結は全国初とのこと。
同球場では、昨年7月15日にバファローズVSドラゴンズの二軍戦が開催され、チケットも完売する大盛況だったことから、地元はもちろん球団側も「ぜひ、今年も盛大にやりましょう!」ってわけで、「スタジアムニックネーム協定」の締結、そして今回のホークス戦の実現へとスムーズに(ですよね?)話が進んだ次第。で、「それなら、我々も!」とホークスファンも大挙、球場へ詰めかけて、この日のスタンドもなかなかの盛り上がりをみせたのでありました。
まあ、なにせ「奥地」です(笑)。小生は、近隣の羽曳野市の某高校に通学してましたが、さらに奥地ですから行くのが難儀です。そんなワケで無料バスが運行。地域的に「南河内の市民の足!」金剛バス かと思いきや、南海バス でした。朝、いきなり「南海」の二文字を見ると、我々南海ファンのテンションはいやが上にも高まりますョ!
朝10時に近鉄阿倍野橋駅で、東京方面からこの試合のためにやって来たファン2名と合流し、河内長野線準急に乗車、約30分で最寄駅の富田林西口駅に到着。大阪南部のベッドタウンの一つであり、夏の花火やPL学園高校、PLの塔などでおなじみの富田林でありますが、ここは「単線区間」です。駅から数分で、臨時無料バスのピックアップポイント、富田林市市役所に。隣接する施設には、ご覧の盛り上げ用横断幕が掲出され、富田林の盛り上がりぶりがうかがえます(笑)。
程なく南海バス到着。南海高野線金剛駅から乗車のファンでほぼ満員の車内は、知った顔でいっぱい。ホンマ皆さんお好きですなぁ(笑)。
バスは、近隣の高校に通学していたアタシにとっては何とも懐かしい田園地帯から、山道へ入って行きます。ちょっとした峠越えがあって20分弱走行後にようやく到着。これは確かに「奥地」である。遠足でも来ないね、ここには…。しかしながら現地にはすでに多くのファンが到着しており、開場を待つ行列ができております。
バス停横が丁度、センターバックスクリーンのスコアボード裏。ちなみにスコアボードは電光掲示板であります。両翼95メートル、センター120メートルは、現在のプロ仕様としてはやや狭い気もするけど、なにせそれなりに標高のある場所で、しかも球場周辺には視界を遮る建造物もないから、だだっ広く感じます。開放感のある、明るくて、いい球場。
スタンド入場時には、入り口でバファローズの塚原投手が直々に出迎えてくれます。こういうファンサービスは嬉しいですね。別に塚原投手のファンではないですけど…。
地方開催らしく、試合前に各種のイベントがあります。まずは、地元・府立富田林高校バトン部の女子たちによるバトン演技。そして国歌斉唱はこれも地元・大谷大学の合唱部が行い、両球団への花束贈呈があり、富田林市の多田利喜市長の始球式とあれやこれやがございます。
地元のゆるキャラ、「とっぴー」(富田林市)、「たいしくん」(太子町)、「ざっくう」(J:com)も大忙しでございます。ちなみに「たいしくん」ですが、かの聖徳太子をゆるキャラにしてしまうとは、太子町もなかなかエエ根性してますなと、笑ってしまいます…。
「たいしくん」と「やなぎたくん」の2ショット(笑)。「やなぎたくん」もかなりデカイ選手ですが、その上手をゆく「たいしくん」のデカさには、驚くばかりでしたね~、アタクシは!
さあ、その「たいしくん」ですが、古代人かと思いきや、なんとFacebookやってましたよ!これまた驚きです!
https://www.facebook.com/taishikun
さあ、いよいよ試合開始!なんですが…。
とにかく暑い!前日からなんとなく「酷暑」から「猛暑」にレベルダウンし、この日も薄曇りで、「試合中もこんな感じならええのにね~」と言ってましたが、そうはいかず、じりじりと日が照りつけます。グラウンドの選手も大変ですが、スタッフの皆さんも大変だったでしょう。
この試合は地元の河内長野市、大阪狭山市、河南町、太子町、千早赤阪村が後援する、ある意味「町おこし、村おこし」的なイベントでもあります。そして地元の大学や高校も様々な形で参画しています。先に紹介した富田林高校バトン部や大谷大学合唱部のほかにも、大谷大学が来場者にアンケート調査を実施し、河内のスポーツ振興に役立たせようと試みたり、大阪芸術大の学生による実況中継なども行われました。試合後には地元の野球少年へのレッスンもあったりして、単なるウエスタンリーグの1試合ではなく、富田林および南河内全体のスポーツイベントとして開催されたってのがよくわかります。
球場周辺には、テント張りの屋台もたくさん出ていて、球団グッズや飲食品を販売しております。チケット半券があれば出入り自由なので、試合の合間に買い物もできます。
また、冷房の効いた休憩施設もあって、日焼けでほてった体をしばしクールダウンさせることもできて、この時期の屋外の観戦ではありましたが、まあ、極端に不快指数が上がるということもありませんでしたね。とは言え、アタシは羽織って来たシャツを脱いでタンクトップでずっといましたので、お約束とばかりに、「ランニングシャツ焼け」しました。まあ、これも「富田林の想い出」ということでよろしかろうと…(笑)。
さて肝心の試合ですが。
第18回戦(H・11勝7敗0分)勝:金無英 (2勝0敗0S) セーブ:江尻(1勝1敗5S) 敗:中山 (3勝3敗0S)
本塁打:Bs-梶本2号、武田2号、梶本3号
結果は上記の通り、点の取り合いとなった試合ですが、最終回に我が軍が3点を奪い、逆転勝ちを収めました。
勝ち投手は、リリーフで登板した金無英。まあ彼も、ここらあたりで勝ったと喜んでいちゃ困ります。また一軍に復帰して、バシバシ投げてもらわなアカン投手ですからね。
先発は育成枠の飯田優也。「おお、やるな~」と思わせる投球も随所に見られましたが、5回に味方の失策も絡んだとは言え、一挙4失点で逆転を許したのはいただけません。期待の育成選手だけに、早く登録支配下選手になってくれるのを楽しみしておきましょう。
打つ方では、柳田、山下、猪本、釜元がそれぞれ2安打を放ち、得点、打点に絡んでいるのがいい。柳田は1軍への召集がかかったのか、一人だけスーツで球場から出て来ましたが、うっかり選手バスへ乗り込みかけて…。そんなところが人気の柳田でもありますが(笑)。
とにかく、我が2軍はガッチリ首位固めの富田林決戦でありました!
試合の後は、選手をお見送り。この日、2安打2打点の山下捕手。なかなかイイ男です。彼も1軍定着の日が待ち望まれます。
ところで相手方ですが。
先発の松葉。「さすが1軍経験者は新人といえども一味違うな」と思わせる投球と「アンタ、まだまだこれじゃ1軍復帰は無理ちゃう?」という投球があり、もう少し下での調整が必要でしょうね。
そして。
外の喫煙所で吹かしておりますと、何かの事のついでにやってきて、植え込み越しに「タダ見」してる風情のおっちゃんグループが、「えええ!後藤が2軍にいてるん? ホンマかえ~?」って驚いてました。後藤君、人を驚かしちゃあきまへん。歳は違うけど誕生日がアタシと同じなんでずっと気になってる選手です。我が方の1軍は、後藤にはココと言う場面で何度も痛めつけられてきましたけど、千早赤阪村の手前で野球やってちゃあかんでしょ。
疲れましたが、なかなか充実した一日ではありました。「来年もやるよ!」って言われると、もうちょっと涼しい時期にしてくれたらなぁ…。と思います。よろしく、バファローズさん!
(平成25年7月14日 富田林バファローズスタジアム)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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