パ・セ交流戦が始まりました。
というわけで、
関西ファシズムの総本山
悪の殿堂
阪神甲子園球場
へ、我がホークスの応援に行ってまいりました!
この日のお座席から見た光景
この日は運悪く、病院の予約が午後1時から入っており、午後2時の試合開始には、まず間に合わない。
ただ、甲子園は京セラドームと違い、外野席も指定席なので、朝っぱらから席取りに並ぶ必要もなく、ゆっくり行っても席は確保されている。それがいいのか悪いのかは、わからんが…。
武庫川あたりで戦況を見てみると、なんと西岡に先頭打者本塁打されているじゃないか!
まあ、立ち上がりがパッとしないのは、先発・攝津のちょっと困ったところで、別段、この試合に限ったことではない。相手投手は、小嶋だよ、これからアホみたいに打ちまくって、さっさと「さよなら、さよなら小嶋~、阪神電車で早よ帰れ!」といけばええやんと、暢気に構えておりましたのですが…。
球場へ入る前に、ちょっくらタバコ一本吸っていきましょか~、と…。
したらば、虎ファンの叩くメガフォンが外まで響き渡り、歓声も凄まじい…。何かあったの…?
そう、このとき、新井良太が満塁弾を打ちこんでいたのであります…。
そんなこととは露知らず、ゆっくりタバコ吸って、レフトビジター応援席の入場口「18番」まで、長い道のりを歩きます。
席に着きましたら、ちょうど2回表我が軍の攻撃中。打席は今宮。
あえなく遊ゴロに終わって攻撃終了、電光板見れば…
「わお!」
すでに5点も取られているじゃないかえ!
攝津だよ、攝津。昨季の沢村賞投手だよ…。これは一体…。
2回裏も鳥谷の適時打で、早くも6失点。「おいおい…」ですわな。
我が方は3回表、ようやく反撃。
二死から長谷川、四球選んで、この日2番二塁先発の李杜軒が左翼席へ二点本塁打。続く内川も左翼席へ打ちこんで、3点差に追い上げ。
「こりゃ、逆転あるで!」
と、意気上がるビジター応援席。
しかし「浜風」が強い。
小生の横で旗を振る応援団のC君も、「今日は風が強いんですよ~~~」と、旗をしまう度に嘆く。その都度、応援旗に巻き込まれる小生(笑)。
こういう日は「空中戦」になる確率高し。投手はそれを計算した投球をするが、風は気まぐれ。打球は風まかせ…。
ホームの阪神有利かとは言えば、そうでもない。逆もまたある。そこに期待したかったのだが…。
で、結局、この強風が災いした派手な空中戦は、4本塁打の我が軍が3本塁打の敵軍に屈してしまうという、悔しい結果に。
我が軍では、中継ぎで川原が登板。
ただし、使われた場面が悪かったのか、追加点を与える結果になり、本人としては満足できる登板ではなかっただろう。見てる方も満足してない。川原の実力は、こんなもんじゃない。
また、森福の使い方にも疑問。確かに、今季ここまでの森福は、本来の投球ではないが、得点が開いて負けている場面での登板は、ちょっとなぁ。
極端なハナシ、「今季はお休みさせてあげる」くらいでもいいではないか、と思う。これまでの酷使(体力、精神力ともに)を考えると、そういう期間はいずれ必要ではないか?とすれば、今がそのチャンスだと思うのだが…。と言っても、左の中継ぎがいないというブルペン事情。誰や、シーズン直前の順位予想で「ソフトバンクは戦力厚い!」と評価してた解説者どもは(笑)。
攻撃陣では、内川が前日の4安打で本来の実力に再び着火した模様。ラヘアと松田がクリーンナップの役目を果たしていないこの現状で、内川に打ちまくってもらうしかないだろう。
☆
さて。
パ・リーグの旧在阪3球団(南海、阪急、近鉄)のファンの方なら、大方は同意してもらえると思うが、甲子園という空間で負けることほど悔しいことはなく、逆にこの空間で勝つことほど、ざまー見やがれ感であふれることはない。
極端なハナシがですな、144試合のうち142敗してもいいから、ここでの2試合は絶対負けるな!というところです(笑)。だから敗退したこの日は、泣きたいくらいに悔しい!!!!!!
いつの頃からか、在阪メディアは阪神一色に。昔はそうじゃなかった。少なくとも昭和50年代初頭までは。
もちろん、こっちサイドにもメディアを引き付けられない原因はあった。
阪神と双璧の人気球団だった南海は、野村離脱後、別人のように弱体化してしまったし、無敵の阪急はどうせ今日も勝つんでしょ状態で可愛気がないし、近鉄はどうしても河内のローカル球団から脱せられないし…。とは言え、だ。にしても、だ。
>たとえばだ。年間130試合(当時)のうち、スポーツ紙(除くデイリー、報知)の1面を飾る割合は、阪神100、南海5、残り25を阪急、近鉄、巨人、相撲、ボクシング、芸能その他、って感じだったか、昭和50年代も半ばになると…。
報道機関の本来の姿であるはずの「不偏不党の報道」など、どこ吹く風である。阪神タイガースのファンクラブ会報誌ですか、おたくらは???
こういう仕打ちを長年受けていると、そりゃ自然と我らパ・リーガーは「阪神嫌い」になりますわいな。
まさに「恨み骨髄」。南海や阪急の球団売却も近鉄の球団消滅も、在阪メディアの偏向報道に責任の一端があるのだよ。
こうした、極端な偏向報道が生み出したのが、「阪神こそ関西のすべて!」が如く振る舞う、「カン違い阪神ファン」である。実際のところ連中が、「阪神ファン」なのか「甲子園でメガフォンを叩きながら選手応援歌を歌うことのファン」なのか不明だが…。まあ、個々の観戦スタイルまで文句は言えませんけどね。
後者のような方たちは、在阪メディアの「何でも阪神」の報道にすっかり洗脳されてしまった「残念な」方たちと言えましょう。
一時の「橋下徹マンセ―」的な空気に酷似していると、アタシなんかは思っちゃうわけですよ。どっちも在阪メディアによる、恐るべき「洗脳」でありますもんね。
こんな背景があって、小生は阪神タイガースという存在を「関西社会のファシズム」と呼び、そのファンが集う甲子園球場を「悪の殿堂」と呼ぶのであります。
もちろん、気持ちが通じ合う阪神ファンも多数おりますが、そんな人たちもこの「ファシズム状態」には、辟易しているのであります。まことにもってお気の毒な限りであります。
そう言えば、試合が終わって、球場外でホークスファン同士で談笑していたら、多くの阪神ファンが「見て見て!あの人ら南海の緑のユニフォーム着てるわ、ククククwwwww」っていう奇異なるものを見るような目つきで通り過ぎてゆく。めっちゃ気分悪いわ!
☆
勝:鶴(2勝) 負:攝津(4勝2敗)
本塁打:H*李杜軒1号、内川4号・5号、松田4号 T*西岡1号、新井良太4号=満塁、鳥谷2号
観衆:4万5710
交流戦はもちろん、今季、なかなか本領を発揮できない我がホークス。
戦前は解説者ほぼ全員が、優勝候補の筆頭に挙げていたが、この日の時点では貯金はおろか、借金3という苦戦ぶり。
ただ、小生からみれば、今の戦力でこの成績はよくできている方だと思いますね。ちょっとしたことで、上昇することよりも、もっと落ちる可能性が強いんじゃないですかね。
さてさて、交流戦終了後の順位や如何に?
(平成25年5月18日 阪神甲子園球場 昼間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。