浜田島Ⅱ
THE HAMADA ISLANDⅡ
中之島のNKANOSHIMA BANKS(今夏グランドオープン予定)で開催されていた「浜田島Ⅱ」へ行ってきました。
ああ、すみません。
これ見て「知らんかった!ぜひ行きたい!」
っていう方がもしいたら、5月30日で終わってしまったんです。
ごめんね。
いやね、アタシも「行かねばならぬ」と思いながら、あれよのうちに最終日になってしまったんですよ…。
開通後、初めて乗った京阪中之島線。
てっきり淀屋橋から乗れるものだと思っていたら、
あらまあ、そういう路線だったのね…。
それはさておき、
この浜田島。
かの浜田省吾を30年間にわたってデザインや写真で表現してきたグラフィックアーティストの田島照久氏の作品展、のようなもので「浜症」な方たちには見逃せない。
4つのブロックで、写真、映像、グラフィックアート、立体などで浜省の魅力が余すことなく表現されているのには、感動した!
何メートルもある巨大な作品、等身大の作品もあれば、
iPhoneやPCを使った作品もあって、これからの時代にアート作品をどう見せてゆくか、という実験的な試みもあったのがいい。
浜省ほどのキャリアのあるアーティストとなると、どうしても「パネル写真展」の域にとどまってしまいがち。
いや、それでもファンは押しかけるのだろうけど、そういう作品はむしろ少なく、会場の特性を生かした展示物や、その仕掛けに
「はー、なるほど。こうやって見せるのね!」
みたいなのを感じた。
それはきっと浜田省吾というアーティストが、デビューから30年以上たったいまも、まだ走り続けているということでしょうな。
まさに「ON THE ROAD」ということでしょうな。
過去を振り返るだけの単なる「写真展」でなく、
「その先」にある、何かも感じさせてくれる浜省の世界。
それこそ、彼自身が歌い続けているメッセージなんだろう…。
以下余談ながら。
香港で仕事を始めたちょうど15年前のいまごろ。
「はたして、ここでやってゆけるのだろうか」
という不安と
「ここでバリバリやるで!」
という意気込みが複雑に交錯していた。
そんなとき、浜省の『J.BOY』を「CDウォークマン」(懐かしい!)で聴きながら、九龍サイドから香港島の夜景を眺めていたっけ…。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。