ちかごろの香港の話題をいくつか。
まずは、日本ではすっかり忘れらてしまった感のある
「人類豚流感H1N1」。
きょう(13日)には新たに62人が確認され、累計で1327人に。現在、15人が入院中で14人は安定しているが、1人が危篤状態。
危篤は、37歳のフィリピン人女性。6月28日にアマ(家政婦)としての就労許可を得てフィリピンから来港したが、翌日に発熱、7月7日に医師の診察を受けて重い肺炎であると診断される。この女性はフィリピンで健康診断を受けてから来港した。雇い主の夫婦も、のどの痛みなどを訴えたため、リレンザを投与されて入院したが、初歩的検査では「陰性」。家政婦雇用主の団体では、健康診断の結果を過信せず、病気の兆候があれば、すぐ医師の診察を受けさせるよう勧めている。
気になってたんですが、香港じゃなく、台湾で発症した人にはフィリピン帰りが多いようだなぁ~、と何気にニュースを眺めていた時期がありました。
なんか、フィリピン、実は大変な状況なんじゃないですかね…。どうですか、フィリピンの人。
■日食は過去50年で最大の78.4%
来週22日の日食。香港は部分日食だけど、1958年以来、最も広範囲にわたって観測できるとのこと。
天文台によると、日食が始まるのは22日午前8時15分、終わりは午前10時46分、最も日食が進むのは午前9時26分で、太陽は東の空、仰角47度。この時点で太陽の78.4%が月の影に隠れる。
奄美方面へ行けなかった方たち! 皆既でなくてもよければ、香港なら約8割が隠れる日食が見られますよ!今からでも遅くない、さあ香港へ! ただしお天気の保証はありません(笑)。
■悪の街・深圳は治安悪化、上半期逮捕者1万人
深圳市では不景気の影響で窃盗事件などが増加しており、上半期に逮捕された容疑者数は1万人を超えた。
深圳市公安局が発表した上半期の治安状況報告では、同期に通報を受けた刑事事件は前年同期比4.53%増の約25万件、逮捕された容疑者は同4.1%増の1万65人に。深圳の治安は3月以降悪化の一途をたどっており、誘拐事件なんて4月11~20日で52件、車に引っ張り込んで金品を奪う強盗事件も4月8~20日の2週間で20件も発生している。携帯電話のショートメッセージを使った詐欺事件は上半期で約13万件発生。
小生が「世界で一番嫌いな街」だけのことはある。危ない危ない、行ったらあかんで。
■「2012年の普通選挙はできないってば」、行政長官が明言!
立法会で7月7日、夏の休会前の最後となる曾蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官の答弁が行われた。
曾長官は、7・1デモで示された数え切れないほどの民意について「ある者は2012年の普通選挙実施を要求しているが、それは全人代の決定(2017年の行政長官選挙からの実施)に違反することになり、わたしにはできないよ~」と明言。その後、普通選挙の早期実施を要求するため、議員団を組織して北京を訪問したいとの意見にも、香港の議員は中央政府ではなく特区政府と折衝すべきとの考えを示した。この日、急進的民主派政党「社会民主連盟」の長毛(梁国雄)ら3議員が粗口(スラング)満載のヤジを連発し、議事中断が3度起き、3人は退場を命じられた。
議事終了後も、曾長官はさらに発言し、議会の秩序が乱されたことに遺憾の意を表した。
ほらね。いくら民主派がわめいたところで、国家(中共)の意志は岩より堅い。所詮、「一国あっての一国両制」。香港の意志ではどうにもならないのだよ。
■香港人の半数が「親の老後は見ない」
シナ社会では子供が親の老後の面倒を見るのは当たり前だったのだけど、伝統的な概念が崩れつつある模様。
7月2日に発表されたシティバンク(香港)の調査によれば、香港人の2人に1人は親に対して退職後も経済的に独立してほしいと願い、親も70%近くが退職後に子供の世話にはなりたくないと考えている。2年前の同様の調査では、若者の約85%が親の面倒を見ることを望み、親も40%余りが子供に老後の世話をしてもらいたいと願っていた。
わずか2年でこの変貌振りはいかに! こんなにコロッと変わってしまうものか? 恐るべし香港人。正味の話、香港人をどこまで信用していいものかと思ってしまうな、こういう数字を見せられると…。
ああ、そうだ!
陳慧琳(ケリー・チャン)が10日、6ポンドの男児を無事出産しましたよ! ケリーって36歳だったんだ…。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。