ちょいとお手伝いをした香港中文大学専業進修学院主催の「日本升学講座及展覧会=Japan Education Seminar and Education Fair」を覗いてきました。要するに、日本留学フェアです。
中文大は香港の大学の中でも香港大と並ぶトップ校。かなりの難関大学で、京大や東大レベルではないでしょうか(もっとも、いろんな人がいるのは言うまでもありませんが)。
その中文大の市民講座とでもいうのが、専業進修学院。香港大学や理工大学にも同じようなコースがあります。香港人って、意外と勉強熱心で、会社終業後にこうした講座へ通って、社会人になってから専門知識を身につけてDiplomaを手にする人も少なくありません。
また、ここに通って語学を習得する人もたくさんいます。日本人向けの英語や広東語、北京語のコースもあり、通っている在港邦人もけっこういます。
以前ほどではありませんが、日本語は相変わらず人気の外国語。日本や日本人が何らかの形でかかわっている事業所は香港に2000社はあると言われていますから、就職に有利ですし、多分、アジアで日本文化がもっとも浸透しているであろう香港ですから、日系企業でなくとも、日本語習得者の需要は高水準をキープしています。
そして留学。やっぱり英語圏のはしくれですから、英国、米国、カナダ、豪州などへが留学先としては多く、日本はその次くらいいでしょうか。今日の説明会はそんな人向けのもの。
■日本の学制の説明
F6(12年就学者:小学校、中学校、高校、大学予科1年)=日本の大学への留学可能
F5(高卒)=専修学校、日本語学校への「語学留学」
■留学の心得
目的をはっきりとね!(語学習得、専門知識・技能習得…)
■学校選び
大都市圏か地方都市か(地方都市は退屈だよ=なぜかスライドが福井に!ナゼだ?)
気候も重要(札幌は寒いよ! 沖縄は暑いけど楽しいよ!)
■費用
学費、生活費、家賃などなど…親も大変だなぁ~
平均生活費:東京、大阪=15万円、地方都市:11万円 えええ!大丈夫か!?
■ビザのこと
こんなことを約1時間説明、その後、日本からやってきた留学生受け入れ校のブースで個別相談など、という段取り。
会場には200人以上がつめかけており、通路までびっしりで立ち見も。入りきれない人も多数。日本から学校が実際に説明に来る、というのは画期的なんでしょう、小生も初めてのような気がします。
若い人たちばかりでしたが、どんどん日本に留学或いは語学習得に行けばよいと思います。恐らく香港人なら、同じシナ系民族でも徹底的に反日教育を叩き込ま れた大陸人とは違い、素直な目で日本を観察できるでしょう。現にそうですし。そんな人たちなら、たとえば「反日騒ぎ」などが起きても、冷静な判断ができる んじゃないでしょうか。ろくに日本に行ったこともない「騒ぎ屋」が大声上げる「反日」とは違う視点で、日本を見ることができる、そんな留学生活を送ってい ただきたいものです。
何よりも、大陸人と違って、犯罪に走るようなのは、まずいない(はず)ですから、受け入れやすいですね、日本側としても。
できるかなぁ~?? 小生の横の席でずぅ~っと携帯でおしゃべりしてたおねーちゃん、どうなんよ?
参加校
ICU、立命館アジア太平洋大、早大国際教養学部、筑波大、昭和女子大、中大、帝京大、明海大ほか
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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