【第3期組閣】 *旧ブログ

昨6月23日午前、中国国務院の任命公布を経て、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官より、7月1日以降の新組閣が発表されました。
発表された「3司長12局長」は、平均年齢53.4歳、現行メンバーより2.1歳の若返り人事でもあります。
注目は、民政事務局局長に就任する曽徳成氏。文革に触発された1967年の香港左派暴動で、服役に処されたことあり。その後は左派紙『大公報』の編集長・副社長、全人代代表、中央政策組顧問を務め、兄は親中派政党「民建連」の曽鈺成・元党首という、画に描いたような徹頭徹尾の親中人士。
この人物が、今後どのような「民政」を行うのか…。きっといろんなネタを提供してくれるんだろうと、期待しております!

_24GA001_前列中央蝶ネクタイが曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官。向かって左・唐英年(ヘンリー・タン)
政務長官(財務長官から異動)、さらに左・黄仁龍司法長官(留任)、曽長官右・曽俊華(ジョン・ツァン)財務長官(新任)。話題の曽徳成局長は後列右から4人目(政府新聞処配布報道資料写真)

さて。
先週金曜日は「夏至」。
北回帰線より南方に位置する香港では、このころは太陽が頭上よりやや北から照り付けます。
南向きに窓のある我が家では、直射日光の差込がない、暑い割には過ごしやすい季節となります。
下の写真は窓から見える風景比較です。
旧正月前の真冬と、本日の同じアングル、同じ時間帯の写真です。
冬の写真は南に太陽があるのがわかりますが、今日の写真では南方に太陽のおもかげはありません。
10数年香港にいますが、あらためて、日本との距離を感じます。

太陽が北から香港を照らす中、筋金入りの左派人士が入閣を果たした香港。
これからも北からの太陽が香港を明るく照らしてくれることでしょう!!

86996こちら真冬の風景。手前(北側)に影ができまています。
太陽が南(奥手)から射してるのがわかります

86997これは今日の様子。向かいの建物が影にならずはっきり見えます。
奥手の島も入道雲もこちらから日が当たっているんだな~って雰囲気。

ちなみに右側の視界を遮る無粋なビルは左派紙『文匯報』の社屋です。


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