【返還10周年】思い出話(36) *旧ブログ

【1997年5月19日】
◇人民解放軍第2次先遣部隊66人が到着。石崗基地などに駐屯
国務院香港マカオ弁公室・魯平主任が特別行政区準備委員の役割は7月1日をもって完了すると発表
◇来港中の米国亡命の中国民主活動のリーダー柴玲女史が記者会見。「香港が英国の植民地から中国の植民地にならないことを望む」と語り、返還後の初代行政長官・董建華(C.H.トン)氏に返還後の入境を認めるよう要望。これに対し、
・特区行政長官事務室:香港の法律を守れるならいかなる人物の来港も可能
新華社:政庁はかつて香港がいつの間にか中国政府の転覆基地や政治闘争の場になったりしないことを承諾しており、それを厳格に遂行するよう求める
と、それぞれの見解を発表
◇九龍-上海間の直通列車運行開始
◇反日組織「保釣行動委員会」が自前の船「釣魚台号」を購入し、22日に尖閣諸島へ向け出航すると発表

【5月20日】
天安門事件抗議を続ける民主派組織「香港市民支援愛国民主運動連合会=支連会」から出ていた、天安門事件追悼モニュメント「国殤の柱」を返還前後に公園内で展示する申請を市政評議会で否決。「他の公園利用者に不便をもたらせる」と反対していた民協(民主派政党)に対し、民主党や前線などの民主派政党から非難轟々。支連会は民協党員に支連会脱会を求める。なお、民主党と前線が申請していた返還時の皇后像広場での民主化集会は承認される

【5月22日】
◇返還後も有効な「英国海外属土旅券=BNO」を所持している香港人も中国政府は「中国公民」と認め、海外では中国の領事保護を受けることができると発表。BNO所持者は返還後は、海外で中・英両政府のいずれかの領事保護を選択できる
◇尖閣諸島への領海侵犯をめざす「釣魚台号」は出航後まもなく時化で足止め
◇98年開港予定の「香港新空港」への大動脈となる「青馬大橋」正式開通


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